DD-WRT化したWHR-300HP2を純正ファームに戻す
方法調査
DD-WRTのGUI画面でBUFFALOの純正ファームを指定して書き込みを実施してもうまく行かなかった。
他の型式ではTFTPを用いて戻せるとの情報や,基盤に直接書き込みを行ったなどの報告があったがWHR-300HP2に関しては情報がなく失敗するとうんともすんとも言わなくなる(いわゆる文鎮化)の危険性があったため二の足を踏んでいた。
しかし,やはり追究している人はいるもので匿名掲示板に以下の書き込みがあることを発見した。
312 :anonymous@234.191.232.111.ap.yournet.ne.jp:2015/10/18(日) 14:20:02.34 id:bqekYTAa
ちょっとBUFFALOの方のスレに書き込むべきか迷うけど
WHR-300HP2のファームウェアを元に戻すのに成功した
純正ファームをダウンロードしてuImageのヘッダ部分(0x27051956)が先頭に来るようにして
あとはmtdコマンドでラベルがlinuxの奴に書き込めばいい
出典:【無線LAN】DD-WRT【強化ファーム】11
実践
方法としてはBUFFALOの海外ファームの書き込みに挑戦していた以下のブログに載っていた内容を参考にした。
koyama4284.blogspot.com
※失敗すると文鎮化する恐れがあるので注意すること
- DLしてきた純正ファームをバイナリエディタソフト「Strings」で編集し、0x27051956が先頭に来るようにして保存。
- FTPソフト「WinSCP」でWHR-300HP2にアクセス。編集した純正ファームを/tmpに送る。
- SSHソフト「TeraTerm」でWHR-300HP2にアクセス。コマンド「mtd write (ファイル名) linux」を実行。
- プロンプト画面に戻った後、reboot実行。
以上の方法で純正ファームに戻ることができた。関係各所の皆様ありがとうございます。
ただしAdvanced IP Scannerで検索するとHTTPとして、削除したはずのdd-wrtが何故か出てくる。
書き込み前に入念にリセットは行ったはずだったが,副作用は残ってしまったようだ。
何はともあれイーサネットコンバータの設定をしたところ、すんなりと中継機兼イーサネットコンバータとの併用ができるようになった。
今回の教訓としてはルータをDD-WRT化するときは戻し方を調べておくことだろう。